塩害・中性化・ASR補修技術｜リハビリ工法
「リハビリ工法」は、塩害・中性化・ＡＳＲによって劣化したコンクリート構造物の亜硝酸リチウムを用いた補修技術の総称で、以下の工法から成り立ちます。これらの工法は、それぞれの補修工法(圧入工法、ひび割れ注入工法、断面修復工法、表面保護工法)に適した亜硝酸リチウムを使用して構造物の劣化機構の程度や部位、規模などに応じて使い分けることが出来ます。
①ひび割れ低圧注入『リハビリシリンダー工法』NETIS：CG-110017-VR
②簡易型高圧注入『リハビリカプセル工法』NETIS：CG-120005-VR
③油圧式高圧注入『ASRリチウム工法』
④断面修復工法『リハビリ断面修復』
⑤表面被覆工 『リハビリ被覆工法』
⑥表面含侵工 『プロコンガードシステム』NETIS：CG-150013-A
⑦表面含侵工 『プロコンガードシステムS』NETIS：CG-190024-A
①ひび割れ低圧注入『リハビリシリンダー工法』 NETIS登録番号：CG-110017-VR
【概要】
・塩害、中性化、ASRによって発生したひび割れに、超微粒子セメント系ひび割れ注入材を低圧注入します。
・ひび割れ注入材にはプロコン40を混入して使用します。
・ひび割れ注入には、自動低圧注入器『リハビリシリンダー』を使用します。
【効果】
・注入材の粒子が細かいため、微細なひび割れまで閉塞でき、劣化因子の侵入を抑制します。
・ひび割れ周辺やコンクリート表層部に亜硝酸イオン、リチウムイオンを供給することができます。
【適用】
・塩害、中性化による鉄筋腐食が見られる構造物のひび割れ補修。
・ASRによる劣化が見られる構造物のひび割れ補修。
②簡易型高圧注入『リハビリカプセル工法』 NETIS登録番号：CG-120005-VR
【概要】
・ASR膨張が進行している構造物に小径の圧入孔を削孔し、部材全体にプロコン40を内部圧入します。
・塩害、中性化により鉄筋腐食が進行している構造物に対し、鉄筋周囲の範囲にプロコン40を内部圧入します。
・内部圧入は小容量タイプの簡易型圧入装置「リハビリカプセル」を使用します。
【効果】
・鉄筋周囲に亜硝酸イオンを効果率的に供給し、以後の鉄筋腐食を抑制します。
・コンクリート部材全体にリチウムイオンを効率的に供給し、以後のASR膨張を抑制します。
【適用】
・塩害、中性化による鉄筋腐食が著しい小規模な構造物または部位の根本的補修。
・ASRによる劣化が著しい小規模な構造物または部位の根本的補修。
③油圧式高圧注入『ASRリチウム工法』 NETIS登録番号：KK-010026-A
【概要】
・ASR膨張が進行している構造物に小径の圧入孔を削孔し、部材全体にプロコン40を内部圧入します。
・塩害、中性化により鉄筋腐食が進行している構造物に対し、鉄筋周囲の範囲にプロコン40を内部圧入します。
・内部圧入は油圧式圧入装置「リハビリ圧入機」を使用します。
【効果】
・鉄筋周囲に亜硝酸イオンを効果率的に供給し、以後の鉄筋腐食を抑制します。
・コンクリート部材全体にリチウムイオンを効率的に供給し、以後のASR膨張を抑制します。
【適用】
・塩害、中性化による鉄筋腐食が著しい構造物全般の根本的補修。
・ASRによる劣化が著しい構造物全般の根本的補修。
