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PRESS RELEASEプレス情報

2020年3月23日 日経コンストラクション

亜硝酸リチウムによる塩害・中性化・ASRの補修

2020年3月23日 日経コンストラクション | 福徳技研株式会社
 塩害や中性化、ASRなどで劣化したコンクリート構造物を、亜硝酸リチウムで補修する技術。劣化状況や対象構造、要求性能に応じて工法を使い分ける。

リハビリカプセル工法

 コンクリートにφ10mmのコアを削孔し、カプセル式圧入装置で亜硝酸リチウムを内部圧入する。塩害・中性化・ASRの補修工法として適用され、鉄筋周囲に浸透した亜硝酸イオンが鋼材の不導体被膜を再生し、鉄筋腐食を抑制する。

リハビリシリンダー工法

 自動低圧注入器によるひび割れ注入工法で、亜硝酸リチウムを先行注入後、超微粒子セメント系注入材を本注入する。主たる目的は劣化因子の遮断だが、亜硝酸リチウムの鉄筋防錆効果およびASR膨張抑制効果も付与される。

プロコンガードシステムS

 亜硝酸リチウム系含侵材塗布後、シラン・シロキサン系表面含侵材を塗布する表面含侵工法は劣化因子の遮断を目的としており、主に潜伏期に適用されているが、本工法は亜硝酸リチウムの防錆効果で、進展期以降にも適用が可能な表面含侵工法である。
※ASR対策では、リチウムイオンが反応性骨材の膨張を抑制する。