MENU
PRESS RELEASEプレス情報

プレス情報

2015年07月29日 北海道建設新聞

地域に見合った工法提案|補修への高い関心感じた|コンクリートメンテナンス協会 徳納 剛会長

2015年07月29日 北海道建設新聞 「昨年の2倍に当たる260人の参加をいただき、補修への関心の高まりを感じた」と話すのは、コンクリートメンテナンス協会の徳納剛会長=写真。同協会主催の「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム」のため、このほど札幌を訪れた。
 同協会は1997年に広島市で発足。広島県は海砂による塩害、山間部の融雪剤による塩害、中性化、ASRによるコンクリート劣化が多い地域だったため、補修に携わる業者で立ち上げた。その後、コンクリート構造物に関するフォーラム開催や大学・研究機関との共同研究を開始。2011年には全国展開のため一般社団法人化した。
 フォーラムの札幌開催は昨年に続いて2回目。前回の開催を機に、道内でも3社が協会に加入したという。今回は、参加者の3分の1が北海道開発局、札幌市など官庁関係者で、冬季の凍結融解の連続、大量の融雪剤散布などコンクリート構造物への負担が大きい地域ならではの関心の高さを肌で感じた。
 徳納会長は「多くの工法の中から一つを選ぶのは難しいともいわれるが、私たちは単一工法の推奨ではなく、現地調査をしっかり行い、劣化数値を求めていけば、それに見合う補修方法がおのずと見えてくる」と協会の方針を強調。その上で、「置かれている気象環境、経済的環境、構造物の重要度などを考慮して工法を選択し、場合によっては複合的な補修も提案する。新しい協会なので、まずは活動を認知してもらうことが先決」とPRした。