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PRESS RELEASEプレス情報

2018年06月08日 中建日報

リハビリ工法によるASR・塩害対策学ぶ

2018年06月08日 中建日報 | プレス情報 | 福徳技研株式会社海田基地バース補修の現場見学

 亜硝酸リチウムを用いた塩害・ASR補修工事(リハビリ工法)が適用されている「広島ガス(株)海田基地5000tバース補修工事」の現場見学会が1日、広島ガステクノ・サービスと(一社)コンクリートメンテナンス協会の主催で開かれ、発注者やコンサル、ゼネコン関係者など約40人が参加。要求性能や劣化度合いに応じて内部注入、ひび割れ注入、断面修復、表面保護などが使い分けられる同工法の概要を学んだ。
 約50年前に建造された海田基地5000tバースは、天然ガス転換に伴い役目を終えていたが、広島ガスと中国電力の合弁会社が昨年、平成33年の操業開始に向けバイオマス発電所を建設することを発表。併せてバース補修工事に着手することとなった。
 同現場では、ASRと塩害の複合劣化を起こしており、再劣化に伴う補修工事は許容できない状況のため、ASR膨張抑制と鉄筋腐食抑制の両方に効果があるリハビリ工法、中でも即効性があり、高い効果が期待できる内部圧入のリハビリカプセル工法を選択。さらに、要求性能や症状に応じて、ひび割れ注入、断面修復、表面保護の各工法も併用しながら工事が進められている。
 施工を担当する広島ガステクノ・サービス建設部の田中一憲部長は、これらの経緯を説明するとともに、「当社はガス工事のほかにもプラント建設や設備工事、建設・土木工事も行う総合建設業。今回の現場ではリハビリ工法のほとんどを活用しており、しっかり見ていっていただければ」と挨拶。
 コンクリートメンテナンス協会の徳納剛社長(福徳技研)は、リハビリ工法が先日、中国地域ニュービジネス大賞を受賞したことに触れ、「補修は今後大きなマーケットになる。ASR、塩害対策としてぜひ本工法をご検討いただき、興味があれば協会への加入を」と呼びかけた。
 見学会は、前半の座学、後半の現場見学に分けて実施され、前半では同協会技術顧問の江良和則(極東興和)が「亜硝酸リチウムを用いたコンクリート補修技術」をテーマに、劣化メカニズムの基礎知識やそれを考慮した補修工法選定の考え方、要求性能等に応じて選択できるリハビリ工法の各工法の概要を説明。
 後半では、リハビリカプセルとコンプレッサーによる内部圧入の状況を実際に見ながら、施工前の内部鉄筋探査や圧入のための削孔作業、カプセルの取り付けなどの流れについて、実演を交えながら解説した。
 また、同様の現場見学会は、今月21日、22日、25日にも開催予定。時間は午前10時~正午までで、参加は無料。申し込み等は専用アドレス(5000t@j-cma.jp)で受け付けている。