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PRESS RELEASEプレス情報

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コンクリート工学 2011年06月号

我が職場より

コンクリート工学 2011年06月号 福徳技研(株)コンクリート補修部は亜硝酸リチウムを圧入する技術に取り組んでいます。その技術でコンクリート構造物の塩害・中性化・アルカリ骨材反応対策を行い、国交省、地方自治体で採用されています。
 昭和41年創業の弊社は福徳塗装工業(株)として、建築塗装を主として操業してまいりました。平成5年亜硝酸リチウムとの出会いがありました。この薬剤は従来の物理的な補修方法ではなく、定量的な補修を可能にするものでした。
 取り組み当初は、亜硝酸リチウムを塗布することから始めました。必要量を表面に塗布して、イオン拡散で内部に浸透させる工法です。しかし、イオン拡散に期待するには年月がかかります。あるとき、アルカリ骨材反応対策を行った現場で、最劣化したとクレームがありました。やはりアル骨には無理かなと思い始めた頃、コンクリートに飛び散った水玉が浸みていくのをみました。コンクリートは細孔だらけの構造だから圧をかけたら浸透していく。
 現在、油圧、気圧、バネ圧を使い分けて、若いスタッフが現場で取り組んでいます。コンクリート補修を専攻していたスタッフはいません。だから、先入観無しに新しい技術に取り組んでいけるのでしょう。
 「亜硝酸リチウムを圧入して、社会資本整備に取り組むこと」が我が社の使命と考えます。